OB訪問はいつから始める?これを抑えれば失敗しない!
OB訪問、OG訪問はどの様にやったら良いのか?面倒くさい、、、と思われている方も多いと思います。今回はそんな方向けに情報を整理しました。
私は、10年目の現役経営コンサルをしながら就活支援をしています。月50件以上ES添削をおこなったり、就活生のお悩み相談受けたりしています。
そんな私の視点で、失敗しないOB訪問についてご紹介します。
こんな方におすすめ
- OB訪問いつからやればよいかわからない
- 何社くらいやればよいかわからない
- OB訪問面倒くさい
- OB訪問したいけど、動けていない
目次
- こんな方におすすめ
- OB訪問は目的を一番大事
- OB訪問ダメな例
- OB訪問の目的は?OB訪問の良い例
- 持っておくべき2つの視点
- いつから始めるべき?
- 何社くらいするべき?
- OB訪問終了後の注意点
- 事前準備
OB訪問は目的を一番大事
OB訪問をする目的、どのように考えていますか?
私が就活をおこなっていた時は、OB訪問をすればその企業の内定に有利になると考えていました。OB訪問するだけの意欲があるんだとプラスのアピールになると思っていました。
ただ、これは明らかに間違いでした・・・
OB訪問すること自体には、選考が有利になることはありません。
上手に活用すれば有利に働くかもしれませんが、うまくいかないと逆にマイナスの印象になり内定から遠のくことさえもあります。
そのため、OB訪問する・しないが重要ではなく、するのであればどのようにするのか?がポイントになります。
OB訪問ダメな例
一番のダメな例はホームページに書いてある情報をそのまま聞くことです。もっともやってはいけません。給与制度、福利厚生、条件面のことをひたすら聞く方もいます。
さらには、一日の時間の使い方やどのような部署があるのか、も既にオープンになっていることが多いのでおすすめしません。
必ず、ホームページや採用ページを細かくチェックしてから準備に入りましょう。
OB訪問の目的は?OB訪問の良い例
OB訪問の目的を単なる情報収集にするのではなく、仮説検証の場とすることをおすすめします。企業について自分なりの考えを先輩社員にぶつけてその反応から深堀をするということです。
例えばこんな質問です。
- 競合A社との違いを〇〇と考えたのですが、社内ではどういう認識ですか?
- 競合A社と差別化するため、〇〇戦略を打っていると思いますが合っていますか?
- 社員の働き方、こんな風に想像していますが実際どうですか?
- 1人あたりクライアントは〇社くらいと想定していますが、実際いかがですか?
このように聞くと実際に考えてきたことが伝わり、プラスの評価にもなり得ます。
一番聞くべきことは「志望動機」について
- 志望動機を〇〇と考えていますが、それは御社では実現できますか?
- これを聞かれでどのように感じますか?
- そういった志望動機で入社されている方はいらっしゃいますか?
この質問をすることによって、志望動機のズレに気づくこともできますし実際に働いている社員の志望動機も聞くことが出来、実際働くイメージもつくでしょう。
持っておくべき2つの視点
単に目の前のOB訪問をうまくこなすためにやるのではなくこの2つの視点をもってOB訪問をすると良いでしょう。
①中長期視点
就職活動は内定がゴールではありません、実際に納得して働けるか。やりがいをもって働けるかが重要になるので、その点を確かめるということがポイントになります。
内定を取る為の情報収集やプラスの印象残しでは中長期の視点ではうまくいきません。
②先輩社員の満足度視点
OB訪問は協力してくれる社員の時間も頂戴しています。単にこちらのメリットだけ考えて聞きたい事だけ聞く、情報を取るという視点では全くうまくいきません。そうではなく、先輩社員にも喜んでもらう良い時間だったと感じてもらうことができれば、OB訪問自体は成功と言えるでしょう。
そんなことできるの?と思われた方もいるかもしれませんが、就活中のあなただからこそできることがあります。
具体的には、「熱意・情熱を伝えること」です。御社に入ってこんな仕事をしたい、こういった熱い思いを持っているんです!ということで社員のやる気も高まるかもしれません。さらには、入社当時の熱い想いを思い返すことになるかもしれません。
いつから始めるべき?
では、OB訪問実際にいつから始めるべきなのでしょうか。答えは、第一志望が決まったタイミングです。正直、志望度が薄いまだ未知数の企業にOB訪問をしても効果的ではありません。説明会やインターンを通して、第一志望にしたい!という企業に対してOB訪問をすべきです。
そのため、時期としては3年生の12月頃から始めることをおすすめします。夏・秋の時期はまだ多くの企業との接点を増やすことに注力した方がよいと思いますので、志望度が高い企業が見つかってからにしましょう。
何社くらいするべき?
内定をもらうのにOB訪問は必須ではありません。OB訪問しなくても内定をもらえるケースの方が圧倒的に多いです。
そのため、内定を取ることを考えるのであればOB訪問よりもエントリーシートやWEBテスト、面接対策をした方が有効ですし、優先順位は高いです。
前でもお伝えした通り、第一志望が決まってからするべきですので多くても5社。3社でも十分だと思います。
また、OB訪問という形ではありませんが納得して働くことを目的とするのであれば、内定を頂いた後でも先輩社員の声を聴くことはできます。そこで実際の働き方や入社前後のイメージの違いなどを明確にしていくことがおすすめです。
OB訪問終了後の注意点
OB訪問はやって終わりではありません。必ず2つのことをやっていきましょう。もしかすると、将来一緒に働くこともあり得ません。将来の上司になるかもしれませんので、長い目でしっかりと付き合う前提でコミュニケーションを取りましょう。
お礼メール
その日のうちに、遅くても翌日午前中までには必ずその社員にOB訪問のお礼メールを送りましょう。連絡先は名刺を頂けるケースも多いので、なるべく早いタイミングで想いを込めたお礼メールをしましょう。少し日本語が間違っていても想いが入っていれば問題ありません。考えすぎず率直な感想をお伝えしましょう。
定期的な連絡を
OB訪問で時間を頂戴したお礼として定期的に連絡することも有効です。例えば、一次面接、二次面接を合格した際にお礼メールをする、報告メールをすること。
もしくは、最終面接の日程が決まったタイミングで意気込みを連絡すること、もしかしたら最終面接者の特徴やこんな話をするといいよ、というアドバイスをもらえるかもしれませんので是非定期的な連絡をしましょう。
忙しいのでは?迷惑なのでは?と思う方もいると思いますが、先輩社員としてはOB訪問で色々話自分の会社に興味を持ってくれる学生からの連絡は嬉しいものです。
都度連絡できるようにしておきましょう。
事前準備
準備としてまだ選考が始まっていない段階であっても、エントリーシートの内容は固めておく必要があります。具体的には、自己PR・学生時代に力を入れたこと。この2つは最低限語れるようにしておきましょう。
エントリーシートの書き方のページが参考になると思いますので、下記ご参考ください。
聞きたい事リストの送付
これをやる方は非常に少ないです。聞きたい事やご自身のプロフィール情報について事前に人事の方にメールでお送りしておくと、先輩社員の方も事前準備してくれるケースがあります。
そうすると、3~5倍ほどの深い議論ができるケースもありません。もちろん、期待しすぎるのはよくありませんが、先輩側もある程度聞かれることを想定出来たほうが安心感を持てますのでおすすめです。是非チャレンジしてみてください。
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