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エントリーシートの文体 ですます調?である調?

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就活用のエントリーシートを記入する中で、「ですます調」で書くべきか「である調」で書くべきか悩んでいるあなたにその解答をお伝えします。月50枚以上のエントリーシートを添削している私の視点で解説します。

 

こんな方におすすめ

  • エントリーシートは既に数回書いている
  • 今後、さらに書く枚数が増える予定
  • 文体は「ですます」「である」特に意識していない
  • なんとなく「ですます調」で書いていた

特に理由無く書きやすい方で書いていたあなたに、どちらが良いのかをお伝えします。

 

 

目次

 

結論:どちらでも良い、ただし統一すること

結論から申し上げると「ですます調」「である調」どちらでも書類選考通過率に差異は生じません!

内容が同じであれば同じ通過率と考えて問題ありません。

エントリーシートを見ている方は「ですます調」か「である調」かを気にしているのではなく、その内容を見ているからです。当たり前ですが「である調」は全員落とすというような指針がある企業はありません。

結論、どちらでも良いということです。

ただし、どちらかには必ず統一をしてください。これは統一感が無いことで落ちる理由になってしまいます。そのリスクを排除するためにどちらかに統一しましょう。

1枚の中で統一すべき?

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エントリーシートには3つ程度の記入欄があります。その文章中は統一していてもエントリーシート全体で統一できていないケースがあります。

これは減点対象になり得ますので、1枚まるまるで統一することをおすすめします。

もちろん、内容が良いものであればそこを突破できるので、過去に文体が項目によってバラバラの方が通過しているケースもありますが、揃えることをおすすめします。

 

どちらでも問題無いが、印象は違う

どちらを使っても問題ありませんが、それぞれに印象が変わります。

またメリット・デメリットもあるのでその点を把握した上で上手に使い分けることが大切です。

今まで何となくで使ってきた文体を、今後は目的に合わせて使い分けましょう。

簡単にメリット・デメリットを整理していますのでご覧ください。

ですます調のメリットは?

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  • 丁寧な印象を与えられる
  • 柔らかい印象を与えられる
  • 読みやすい

圧倒的に丁寧な印象を与えられるので、アルバイト経験でのおもてなし・接客に関する内容、丁寧な仕事ぶりや、メンバー同士のコミュニケーションの内容であれば「ですます調」の方がおすすめです。

ですます調のデメリットは?

  • 文章が長くなりやすい
  • 二重敬語等誤った表現になりやすい
  • 強調しづらい
  • 単調になりやすい

丁寧な一方、強さや強調させることは苦手な文体であるので、決断力や判断力を示した文章には不向きになります。

 

である調のメリットは?

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  • 強い印象を与えられる
  • しっかりした印象を与えられる
  • 文字数を削減できる
  • 言葉の強弱が付けやすい

圧倒的に有利なのは文字数の違いです。「アルバイトをしていました(12文字)」「アルバイトをしていた(10文字)」すべての文章で1~3文字を削減できるので、10文あれば20文字程度削減可能です。そうするとプラス1文追加できるので、情報量を多く入れることが出来るようになります。文字数300文字以下の際は「である調」を使うことをおすすめします。

である調のデメリットは?

  • 丁寧さを欠く印象になるリスクがある
  • 固い印象を与えてしまうリスクがある

これも内容によりますが、丁寧さをを全面に出す内容の場合は、「ですます調」にすることをおすすめします。逆に、強さや判断力を伝えたい内容は適しています。

内容と文体があっていない「ちぐはぐさ」が出てしまうケースもあります。また使う言葉によって上から目線と感じられるケースもありますので注意しましょう。

 

実際どちらが多いの?

月50件以上添削している中では、「ですます調」70% 「である調」30%の割合です。おそらく実際に企業に提出される時も同じくらいの割合が想定されます。

そのため、「ですます調」のほうが無難であり流れで読みやすいと感じられるケースはあるかもしれません。

ただ、冒頭お伝えしたとおり文体よりも圧倒的に中身が重要になりますので、そこに時間をかけすぎないようにしましょう。内容については他のページで詳しく書いているのでそちらをご参照ください。

 

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戦略的に使い分ける

それぞれのメリット・デメリットを整理しましたが、戦略的に使い分けることができることが理想です。それぞれの目的・与えたい印象によってしっかりと使い分けをして、より読みやすい納得度の高いエントリーシートの提出を目指しましょう。

また迷った際には友人同士で違和感が無いか確認してもらう、大学のキャリアセンターやウェブで募集しているES添削者に聞いてみても良いかもしれません。

 

それでは、しっかりとエントリーシートに向き合っていきましょう。