ESチェックポイント|具体性の出し方5つのコツ
エントリーシートで陥りやすいのは具体性が少なく抽象的な
耳障りの良い言葉を羅列することです。
これはエントリーシートでは絶対NGです。ほぼ書類選考で通りません。
100件以上ESを添削している私の視点でポイントをご紹介します。
今回は「具体的なエピソードの書き方」にフォーカスしたいと思います。
◆こういった方におすすめの記事
- エントリーシートのエピソードが弱い
- 具体的なエピソードが書けなくて困っている
- エントリーシートの書き方が不安
- もっとエピソードの納得性を高めたい
ちょっとした工夫で具体性がぐっと上がるポイントがあるので、
1つでも2つでもすぐに使ってみてください。
目次
具体性がなぜ重要なのか?
簡単に言うと、 具体性の高いエピソードであったほうが読み手はイメージが付きやすいので、伝わりやすいということです。
読み手のイメージが付いたほうがあなたの人柄やどのような強みがあるのか?を理解してもらえ、内定に近づくということです。
そのため、エントリーシートを書く上ではいかにエピソードを具体的に書き、読み手にその場面をイメージしてもらえるか?が勝負です。
ここが抽象的やあいまいな表現が多いと、わかりづらくどこかで見たような文章になってしまうので内定は遠のいてしまいます。
簡単に5つのポイントに整理していますので是非活用してみてください。
①場所を書く
△ アルバイトをしていました
〇 花屋のアルバイトをしていました
〇 居酒屋アルバイトのキッチン担当をしていました
〇 球場のビールの売り子をしていました
アルバイトをしている場所を書くことでイメージが鮮明に持てるようになります。
全く印象が変わるのはご理解いただけると思います。
「キッチン担当」も居酒屋内で任されている場所になるので、より詳細に場所を書けるようにしましょう。
地域・エリアを書くことも有効です。
△ アルバイトをしていました
〇 新宿駅前の居酒屋でアルバイトをしていました
新宿駅前と書くことで「忙しそう」というイメージが読み手に伝わるので、その後忙しくて大変だったエピソードを書くのであればより有効になります。
②数字を使う
△ 長い期間努力を続けることが出来ました。
〇 1日3時間の自主練習を3か月間おこないました。
△ 売上を高めることができました。
〇 平均客単価を10%高めることができました。
具体的な数字を多く使うことで努力量や結果がきっちり出ているのかを分かりやすく示すことができます。
③固有名詞を使う
△ 飲食店でアルバイトをしていました。
〇 吉野家でアルバイトをしていました。
こちらのほうが圧倒的にイメージが持ちやすいです。
よくエントリーシートに固有名詞・企業名を出すのはNGと勘違い
されている方もいますがそんなことはありません。
よく知られている商品・企業名を出すことで具体性は非常に高まるので、おすすめなやり方の一つです。
④理由を書く
△ 業務改善をおこなった。
〇 大変そうに働いている店長を見て少しでも力になりたいと思い、業務改善を自主的におこなった。
△ 野球の練習を全力でした
〇 子供のころからの夢だった甲子園に出場するため、野球の練習を全力でした
⑤内容を絞る
具体的に書くと、どうしても文字数が多くなってしまいます。
そこで、複数のエピソードを1つに絞る。もしくは複数の理由や事象を1つに焦点を絞ることが求められます。
抽象的な内容たくさん、より1つの具体的な内容の方が伝わります。
△ テニス部の練習では、仲間との協調性を高めるために定期的コミュニケーションを取る機会を増やした。また、他の学校の練習試合も積極的におこない実戦経験を増やした。さらにOBを招いて練習することでレベルアップを図った。
〇 テニス部の練習ではOBを招いて練習の質を上げた。OBのアドバイスで今まで5分だった走り込みを25分まで伸ばした。基礎体力を高める為だ。その結果今まで弱かった長時間の試合でも力を出し切れるようになった。
このように具体的にOBを招いて練習することに注力したことで具体的な変化も書けるようになり、納得度は上がっていると思います。
自己チェック方法
具体的に書けているかをチェックするためには
「経験したあなただけしか書けない内容」になっているかをチェックしてみましょう。
抽象的な内容であれば経験していなくても書けてしまいますので注意が必要です。
また、どこから書いていいかわからないという方もいますが、まずは自分で考えた通り書いてみましょう。
読みながら自分の頭の中で「具体的には?」を合言葉に読み返しましょう。
5つのポイントを抑えながら具体化できる箇所を探し追記していくことがおすすめです。
以上具体的なエピソードの書き方でした。
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